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アメリカ人と結婚する際の手続き


アメリカ人と結婚する場合、日本国内で手続きをするのか、それともアメリカで手続きをするのかによって必要な書類や手続きの流れが異なります。本記事では、両国での婚姻手続きの流れ、必要な書類、注意点などを詳しく解説します。

日本でアメリカ人と結婚する場合

必要書類

  1. 婚姻届(市区町村役場で入手可能)
  2. アメリカ人配偶者のパスポート(本人確認のため)
  3. 婚姻要件具備証明書(Affidavit of Competency to Marry)
  4. 婚姻要件具備証明書の日本語訳(公的な翻訳機関または翻訳者によるものが推奨)
  5. 日本人配偶者の戸籍謄本(本籍地と異なる市区町村で提出する場合)

婚姻要件具備証明書の取得方法

アメリカ人配偶者は、日本国内の在日アメリカ大使館または総領事館で「婚姻要件具備証明書」を取得する必要があります。

  • 事前予約: 大使館・総領事館の公式ウェブサイトからオンライン予約を行います。
  • 必要書類: アメリカ人のパスポート、独身証明書(各州発行のもの、該当する州のVital Records Officeで取得)、婚姻相手の情報(日本人配偶者の名前など)
  • 取得方法: 該当する州のVital Records Officeの公式サイトにアクセスし、申請書を提出。郵送またはオンラインで申請できる場合が多い。
  • 手数料: 約50ドル(クレジットカード払いのみ対応)
  • 処理時間: 申請から約1週間〜1ヶ月(州による)
  • 日本語訳の注意点: 翻訳は自分で行うことも可能だが、翻訳証明付きのものを推奨(翻訳者のサインや認証が必要な場合あり)。

手続きの流れ

  1. 必要書類を準備する
  2. 市区町村役場で婚姻届を提出する
  3. 受理証明書を取得する(必要に応じて)
  4. アメリカ大使館やアメリカ国内の役所に報告(必要に応じて)

アメリカで結婚する場合

州ごとの違い

アメリカでは州ごとに結婚手続きのルールが異なります。最新の情報は各州のVital Records Officeまたは州政府の公式サイトで確認できます。

カリフォルニア州の場合

  • マリッジライセンス取得後、90日以内に結婚する必要があります。
  • 待機期間はなし。

ニューヨーク州の場合

  • マリッジライセンス取得後、24時間の待機期間が必要です。
  • ライセンスは60日以内に使用する必要があります。

必要書類

  1. パスポートまたは運転免許証(身分証明書)
  2. 独身証明書(州によって異なる)
  3. マリッジライセンス申請書(現地の役所で取得)
  4. 結婚証明書(結婚後に発行)

オフィシアントの役割と選び方

アメリカでは、結婚式を執り行う「オフィシアント(Officiant)」が必要です。オフィシアントは以下のような人が務めます。

  • 裁判官
  • 宗教関係者(牧師、神父、ラビなど)
  • 公証人(Notary Public)

オフィシアントの選び方と費用

  • 宗教施設や公的機関での紹介: 教会や裁判所でオフィシアントを探す。
  • オンラインで検索: Notary Publicのウェブサイトや結婚関連のサービスサイトで検索可能。
  • 費用: 50ドル〜200ドル程度が一般的。

結婚手続きの流れ(一般的なケース)

  1. マリッジライセンスを取得(役所にて)
  2. オフィシアント立ち会いのもと結婚式を実施
  3. オフィシアントが役所に結婚証明書を提出
  4. 正式な結婚証明書を受け取る(申請が必要な州もあり)

日本で結婚した場合のアメリカでの手続き

必要な手続き

  1. アメリカ大使館へ婚姻届の報告(必要に応じて)
  2. アメリカ国内で婚姻証明書の登録(該当する州のVital Records Officeで申請)
  3. 社会保障番号(SSN)の変更(結婚後の姓変更時)
  4. ビザや永住権(グリーンカード)の申請(該当する場合)

特に、アメリカで婚姻関係を証明する必要がある場合、日本の婚姻証明書を英訳し、アポスティーユ認証を取得することをおすすめします。

まとめ

  • 日本で結婚する場合: 婚姻要件具備証明書を取得し、市区町村役場に婚姻届を提出。
  • アメリカで結婚する場合: 州ごとのルールに従い、マリッジライセンスを取得後、オフィシアント立ち会いのもと結婚。
  • 日本で結婚した後、アメリカでの手続き: 婚姻証明書の翻訳・認証が必要になる場合あり。
  • ビザ・グリーンカード申請: アメリカで生活する予定がある場合は、追加の手続きが必要。

結婚手続きは国ごとに異なり、戸惑うことも多いかもしれません。手続きに関するご質問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。当事務所は申請取次行政書士としてビザ申請のサポートが可能です。アメリカ人のビザ申請でお困りの方は是非ご相談ください。

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田中俊

山梨県甲府市出身
早稲田大学を卒業後、地元甲府市で行政書士事務所を開業。地元の皆様のお役に立てるよう日々活動しています。日本で暮らす外国人の暮らしをサポートいたします。

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